まよなかブログ

フルタイム共働き子育て世帯の夫のブログ

親になってまずすべきはこれまでの生活のアンラーニング

子供が生まれて二年、曲がりなりにも子育てに一生懸命取り組み、夫婦で一緒に苦労を乗り越えられるよう頑張ってきました。

その経験から伝えたい、親になった際にまずすべきこと。

それは小さい子供がいる生活は今までの自分の生活とは全く異なるものであることを理解し、今までの生活の仕方を一度全てリセットし生活をまるっきり作り替えることです。

このようなマインドを持ち、行動を変化させることが、子育ての第一歩です。

 

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行動を変化させるとは具体的には

  • 残業しないために仕事量を調整する
  • 定時近くの会議ではあらかじめ定時になったら抜けることを宣言しておく
  • 突然誘われる飲み会には参加しない
  • 自分だけが遊びにいくときは必ず妻と相談し、ワンオペの負担が減るよう準備する

などです。

私は上記に挙げた点と反対のことを、独身時代は何の考えもなくやっていました。

遅くまで会議に参加してしまったり、急な飲み会に参加したり土日は友達と遊びまわったり。自分の時間を好きに使い倒していました。

 

でも、子供がいる生活は、この独身生活の延長線上で考えることはできないのです。

全く別の生活になると理解しなくてはいけません。

 

なぜなら、妻と夫が平等に持つ1日24時間の持ち時間の中で、子供の24時間を世話しなくてはいけないから。

考えてみてください。24時間のうち、睡眠7時間、働いている間休憩時間を含めてが9時間拘束、通勤に2時間とすると残りは6時間となります。

この6時間で

  • 朝ご飯、夜ご飯準備し子供にご飯を食べさせる(合計約2時間)
  • 保育園送迎(片方30分)
  • お風呂に入れる(約30分)
  • 掃除、洗い物、洗濯といった家事(合計約1時間)
  • 寝かしつけ(日によるが30分~1時間)

をこなすと大体1日2時間くらいしか残りません。カッコ内の時間は我が家が夫婦で分担して到達することができるベストケースの時間です。ベストケースでようやく2時間確保できるのです。

しかも時間帯が重要です。子供の生活リズム的に、18時台には保育園の送りと夜ご飯準備、食事、お風呂、歯磨き、寝かしつけが行き着く間も無く続きます。

なので、この余った2時間は21時以降にしかなりません。

ここからも、18時までに仕事を終わらせることはマストであり、19時からの飲み会なんて滅多に参加できないことがよく分かりますよね。

 

土日は平日の保育園に行っている11時間がまるまるなくなるので、負担度合いは変わりません。むしろ大変になりますね。。。

 

自分が好きなように使える時間は基本的にない、という意識を持つことが最も重要だという意味がわかっていただけたでしょうか?

自分の好きなよう時間に好きなことができないという時点で、子供がいなかった時の時間の使い方とは全く別次元の時間の使い方をしなくてはいけないのです。

 

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私自身もこの考えに至るまでに、多くの悩みや葛藤を経験しました。

まだまだ現在でも、頭では理解していても精神的には疲弊することが多々あります。

自分のリズムで生活できない、自分の時間が全くないって、とんでもないストレスなんですね。

 

男性が育児に真剣に取り組むときにまず大きなハードルとなるのはこの意識変革だと思います。

そして、女性に家事育児を押し付けて文句を言われている男性の多くは、この意識変革ができていないよなーと感じています。

 

良くも悪くも、女性は妊娠出産と身体的なことから半強制的に生活を変えざるを得ません。産休、ほとんどの人はそのまま育休に入り生活を子供中心としたものに変更することになります。

男性はこれまで、身体や社会の構造的にそのすべてを無視してこれまで通りの生活を続けることが可能なのだったのです。

そのため、多くの男性がこれまでは意識変革の必要性を直視してこなかったのではないか、と思います。

 

でも時代は変わりました。

昭和では専業主婦として女性の時間を奪い、平成では共働き世帯増加しつつも家事育児の女性への負担が押しつけが横行していました。

令和に入り、ようやくこの意識が変わってきたのかな、と思います。男性育休の取得率が少しずつですが上がってきているのはその象徴かなと思います。

男性が育児に参加するよう制度も整えられてきました。また、世代が変わって、家事育児に男性が関わるのは当然でしょ、と思う人が増えたことも大きいと思います。

この流れが持続して、さらなる男性の家庭進出のためには、制度の拡充とともにこの意識変革の重要性がもっと強調されてほしいです。

 

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自分が共感できる記事があったので紹介させてもらいます。

漫画ブロガーのムーチョさんの記事です。

非常に分かりやすい記述内容になっているのでぜひこちらもご覧ください。

katarue.com

 

子育てって大変ですよね。

特に自分の時間がなくなるって、本当にストレスがかかります。

でも意識を変えて、現状を受け入れた上で、じゃあどうすればこの生活を楽しめるか、と考えを変えていけるように頑張りたいですね。僕もまだまだしんどいですが、前向きに生活を楽しめるようにしていきたいと思います。

 

ではでは