まよなかブログ

フルタイム共働き子育て世帯の夫のブログ

病気・事故事例を調べまくって最後は割り切る

先日こんなツイートをしました。

 

 

これは自分の性格ですが、こういう病気や事故事例を調べまくってしまいます。

 

実際、子供が生まれた瞬間から「はじめてママ&パパの病気とホームケア」(主婦の友社出版)を購入し、熟読しました。

この本はかなり実用的で、子供の病気はほとんどカバーできると思います。子供の症状が出た時にどの病気か調べる辞典として今も重宝しています。

 

私がこういったことを調べてしまう根本には、病気や怪我に対する恐怖があって。

自分が対象だったらまだしも、子供に対してそういうことが起こるのは心が痛みます。

ましてや、子供が苦しんでいるのに、それを見逃して苦しむ時間が伸びてしまったり、症状が重くなってしまったり、最悪の場合手遅れ、なんてことになるのを絶対に避けたいという心理があります。

 

事故も同様です。

子供の事故事例を読むと、こんなことするのか!とびっくりするとともに怖くなります。

いくつか例を書きますが、

  • 洗面台に置いてあったアロマディフューザーに手が届いてしまって飲み干してしまう
  • 洗剤のジェルボールを口に入れて唾液で包装が溶けて中毒になってしまう
  • 口におもちゃを入れることを注意したら意地になって口を開けず、そのまま誤って咽頭にはまってしまい窒息する

など、ほんといろいろあります。

書いてて怖くなってきました。

こういうことを事前に知っておいて何とか回避したい、と強く思っています。

 

===

 

ただ、子育ての実際を知ると、気持ちが変わってきました。

 

まず、調べ続けると恐怖で心が疲れます。

何をするにしても怪我するのではないか、病気になるのではないか、と不安になります。

結果、子供に自由にさせてあげれてないなーと最近思うようになりました。

 

例えば、うちの子はまだ指しゃぶりをするのですが、外遊びして汚れた指をしゃぶります。

それが気になっていて、ちょくちょく注意したり指を加えそうになると指摘したりしてしまうのですが、これって子供のためになっているのか?と。

実際汚れた指をしゃぶっていても、それが原因でお腹を壊したことはないように思います。

むしろある程度雑菌に触れていた方が、体も強くなるのかな、と。

 

また、子供の成長には怪我も必要です。

まだまだ歩き方も上手でない我が子。それでも一生懸命歩きます。

障害物を乗り越えようとするときに案の定フラフラします。転びそうになります。後ろから支えたくなってしまいます。

でも、フラフラしたときにどうやったら転ばなくなるのか、を子供は転ぶことから学びます。そして次は上手に乗り越えてやろうとまた挑戦するのです。

こういう姿を見ていると、親が怪我を恐れて手を出してしまうことで今の怪我は回避できても、将来もっと大きい怪我をするリスクがあるのではないか、と思うようになりました。

うまく転んでなるべく小さい怪我で済ます術を身につける、ことが最も大事なんですね。いつまでも助けることはできません。自立してもらわないといけません。

 

なので、親がやるべきは直接的に手助けをすることではなく、小さな怪我で済むような環境を整えることなのです。そして子供自身で学んでもらうことが大切です。

尖ったものを床に置かない、手の届く机の上に割れるようなものを置かない、キッチンへの侵入を防ぐためにゲートを設置する、など。

子供が思う存分挑戦して、でも致命的な怪我を負わない環境作りが親に課された使命だと重ようになりました。

 

病気も同様です。

人間の免疫は病気に罹ることによって強くなっていきます。風邪は引くものという前提でいろんな場所に連れて行ったり人と遊んだりして、風邪をひいたら体温の管理や鼻水の吸い取り、栄養管理をして、重症になるサインを見逃さない、ことをすればいいのです。

親としては風邪をひかないようにすべてを遠ざけるのではなく、風邪をひいたらどうすべきか、をシミュレーションしておくことが求められているのです。

 

例えば、

  • かかりつけ医を見つけておく
  • 夜間など緊急でかかれる病院を見つけておく
  • 風邪でご飯がうまく食べれないときに使える食材を知っておく
  • 熱が高い場合に備えて解熱剤(カロナール推奨)はなるべく持っておく
  • 怪我の種類に応じて対処方法を勉強しておく

などなど。

医師の友達が言うには、子供で怖いのは熱性痙攣による後遺症と言うことなので、熱が出たら解熱剤飲むことがいいようです。

こういう情報も知っていれば、やることがすぐ分かっていいですね。

 

結局、子供を育てていて思うのは子供を完全に管理することは不可能です。

自分の子供の時を思い返すと、親からしてみればかなりヒヤヒヤすることをしていたと思います。不安定なところに登ったり、泥に突っ込んでみたり。

死と紙一重だったよなーと思うことがいくつもあります。

 

これは止められないのです。そうやって成長するんですね。小さい子供にとってはむしろ、やりたいことができない方が悪影響な気がします。

 

なので、最終的には割り切りです。

なるべく怪我をしない環境を作ってあげることは必要ですが、そこまでやって後は運です。

病気に関しては発症は防げないので、とにかく発症を見逃さず病院に連れていき、あとは神のみぞ知るの精神でいるしかないのです。

 

そう思うようになって、最近は環境を整えた上で、割と口を出さず好きなことをしている様子を見守っています。

親の精神衛生上もそちらの方がいいな、と感じています。

 

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病気を調べること、怪我になりうる原因を調べることは、非常に大切です。

また、できる範囲で予防策を講じることも大切です。

でも最終的にはすべてを防ぐことはできないので、これらの知識はコトが起こってから何をすべきか、のプロセス設計やトラブルシューティングに活用するのが最も建設的かな、と思います。

 

子供の健やかな成長をいつまでも祈りたいですね。

 

ではでは。