まよなかブログ

フルタイム共働き子育て世帯の夫のブログ

育児休業取得までの道のり〜動機編〜

順番前後してしまいましたが、どうして育児休業を取得しようと考えたのか、そこに至った自分の考え方を残しておこうと思います。

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前回ブログでもおおよそ書きましたが、育業取得の最大の動機は、仕事しながら新生児の世話をすることは不可能と思ったため。生まれてから数ヶ月は非常に過酷な生活になることは1人目の世話をした経験から分かっていたことでした。さらに、今回は2歳児というほぼ赤ちゃん、しかもイヤイヤ期に突入気味!(辛い)、を抱えての世話となるわけで、これは絶対に無理!と確信していたわけです。

一人目の時は育業をとっていませんでしたが、在宅ワークによって子育てのリアルを体験したからこそ、この確信に至っています。在宅勤務で感じたことを綴った過去記事は以下。

mayonaka24hours.hatenablog.com

 

日本ではまだまだ妻に負担が寄りがちです。育児休業の取得に関しても「男性がとってんじゃねーよ」という雰囲気が根強くあると思います。それでも、少しづつ男性の育児休業取得に歓迎ムードが出てきており、取得の割合も上向きという追い風を受けつつ、半年間の育児休業の取得に踏み切ったのは、夫婦間は公平であるべき、という自分の信念があります。

我が家はフルタイム共働きです。夫である自分も育児休業を取得することで、仕事のキャリアにどのような影響が出るのか、もし負の影響が出たとしたらそれをどうやって乗り越えていけばいいのか、を経験して考えていきたいと思っています。これは妻と経験を共有することになり、今後の夫婦共働きキャリアをどのように築いていくべきか妻と一緒に考えていくうえでの基盤となる経験になると思います。これから一緒に生きていく妻と同じ目線で話すことができる経験を一個増やせるというのは魅力的に思いませんか?

なにより家事育児による負担が、妻の人生がより良くなるチャンスを奪うことは決してあってはならないと思っています。仕事にせよプライベートにせよ。チャンス自体を活かせるかどうかは本人の能力です。チャンスをふいにする人はたくさんいるでしょう。自分も妻にすべてのチャンスを活かしてほしいとは思っていません。ただ、不当に多くの時間を奪われてしまうことはそもそもチャンスに巡り合うことすら不可能にしています。これでは奴隷です。こんな不幸なことがあってはいけないと思います。少なくともチャンスに巡り合う公平性だけは確保されていなくてはいけません。これは自分の中の強い思いです。育児休業の取得は上記の考えから出てきた行動の一つになります。

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最後に、

先日日経新聞の記事でも子育て世代における妻の負担の大きさが取り上げられていました。

子育て世帯の夫の家事・育児時間、なお妻の4分の1: 日本経済新聞

特に6歳未満の子供がいる世帯では妻の負担が大きくなっています。本記事では共働きか専業主婦世帯か、まで切り分けられていませんので細かく議論しようと思うとデータを精査する必要があるかと思いますが、負担が妻側に大きく偏っていることが多いということは分かる内容かな、と思います。

常々、同じように働いているのに、なぜ妻だけが家事・育児の負担を多く引き受けなければいけないのか、と思っています。そのため、これまでの生活でも家事・育児に関わる時間は、お互いで半々になるようにしてきました。しかも、時短家電の導入は積極的に行っており、それによって洗濯、料理(洗い物含む)、掃除にかけている時間はかなり少なくした状態で家事育児の時間を半々にすることができています。自分の仕事時間と妻の仕事時間を考慮し、さらにストレスが溜まりすぎないように自由に使える時間が必要だよね、とお互い話し合って合意できたので、決して安くはないけれども時間を捻出するために必要な時短家電の導入もスムーズに進んだと思っています。

また、去年は子供が保育園に通い始めて一年目でとにかく風邪をよくひいたし、喘息も発症して保育園に通えない日も多くありました。その時は時間割を作って、大体お互いの時間が半分になるように調整しましたし、それでも捌ききれない時は在宅勤務の自分の方が仕事の都合をつけやすかったので子供の病気対応を自分の方が多くやっていました。

僕は決して全ての家庭でこうあるべき、と思っているわけではありません。様々な家庭の事情はあるでしょうが、少なくとも我が家ではフルタイム共働き夫婦として、自分達で納得できるキャリアを描いていけるように、お互いの可能性を最大限に引き出せる夫婦になれるように、家事育児に一緒に取り組んでいけたら、と思います。

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