まよなかブログ

フルタイム共働き子育て世帯の夫のブログ

育児休業備忘録(1ヶ月経過)

7月に二人目の子供が生まれました。同時に育児休業を7月から年内一杯、およそ半年間の予定で取得しています。

育児休業に入って大体1ヶ月くらい経ったので、後から当時思っていたことを振り返れるように備忘録かねて現在を記録していきます。

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そもそも育業取得の最大の動機は、仕事しながら新生児の世話をすることは不可能と思ったため。産後で傷ついている妻の身体、精神を労わりつつ2歳の子供の世話に加えて夜通し新生児の世話をして、自分もボロボロの状態になることが目に見えており、そのうえで日中仕事ができると思えなかった。

1人目の時は妻が里帰り出産ということもあり生後2ヶ月経ってから家に戻ってきたので、自分は育業取らずに仕事を続けていました。それでも、頻度は新生児期に比べて少ないとは言え、夜中に起こされてミルクをあげて寝るまで抱っこして、寝たと思って布団に置いてもすぐ起きて泣いて、を繰り返し疲労困憊。たまに起きずに寝続けているとやはり妻からの印象は良くない(言葉では問題ないと言ってくれますが、ピリピリするよね)。しかも日中は妻が見てくれているわけで、自分は在宅勤務だったので休憩がてら10分ほど抱っこ変わったりするけどもちろん十分ではなく。妻もかなり疲労が溜まっている様子を見ていました。

子供一人しかいないし、子供も寝る時間の間隔がすでの長くなっていて夜中1回しか起きない、という状況でもこの辛さ。この経験から二人目生まれたら絶対育業を取ろう、と心に決めておりました。それなりの期間育業取らないとこりゃ生活が回らないぞ、と。

長い期間の取得をしたいと思っていたため業務調整が必要だったので、妊娠が分かってすぐに上司に育業取得の相談をしました。すると、育業取得を本当に応援してくれまして、当初は日和って3ヶ月の取得を申し出たのですが、上司がむしろもっと長い期間を提案してくれて半年の育業取得に至りました。なんてありがたい!素晴らしい上司で助かりました。

長い時間をかけながら業務は調整させてもらいましたが、結局直前はバタバタ。それでも無事出産を迎え、ありがたいことに母子ともに健康。妻も子供も頑張りました。

妻と子供の退院のため迎えに行ったところから、新生児保育初心者の夫と産後で精根尽き果てた妻による、2歳児と新生児を同時に見る本格的な育児生活が始まったのでした。

(実は妻が入院する直前に上の子が体調を崩したため、ワンオペ病児対応という修羅場があったのですでに満身創痍でした笑)

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新生児との生活、最も大切と考えていたのは消費する体力を1日で回復できる分に抑えられるか、という点。

回復のためには睡眠が必要です。特に、まとまった睡眠時間をどれだけ確保できるか、が大切です。総睡眠時間が6時間でも、6時間まとめて寝た時と、2+2+2時間と細切れに睡眠を取得した時では疲労の回復度合いが異なりませんか?(まぁ、これは体質によるところもあるので一概に言い切れないけど。)

まず我が家では、自分と妻が必要とする睡眠時間とその時間の取り方について話し合いました。そしてその時間に合わせて、夜中の子供の対応シフトを敷きまして順番に一人ずつで対応をする、という方法を採用。

 

いざ本番。決めた通りの睡眠シフトを実行!おぉ、なんかお互いよく眠れているよねうまくいってるね!!

 

…なーんて序盤は言ってても結局お互いの総睡眠時間は4,5時間以下で、体力の負債は溜まっていき、やっぱりシフト変更しよう、となる。シフト変更という名の睡眠不足の方が長めに睡眠時間をとるだけなんだけど。

こんな感じで試行錯誤は続いておりますが、きちんと作戦立てて結果を次にフィードバックできているのでいい感じに改善できている感はあります。少なくとも妻はストレスが溜まっていないとのことなので、これが一番良い。

体力的にはキツいけど二人で相談しながら世話をしていくと精神面ではそこまで負担がないんではないか、と思う。これだけでも育業の価値ある、と心の中でガッツポーズしています。

育業とったことで、日中にどちらかが家事片付けられるし、保育園から帰ってきた子供の世話もできる。なんなら寝る時間を確保することもできる。そうやって負債をなんとか返済しながら進めることができた一ヶ月でした。

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この一ヶ月で得た教訓は徒然と。

  • この時期はほんとーーーーーーに体力勝負!ということ。自分のペースで睡眠が取れないことはキツい。しかもそれが1ヶ月ずっと続くんだから。睡眠不足で軽く抑うつ状態になってるな危険だな、と感じることもある。
    出産していない男の自分ですらこのキツさなんだから出産のダメージで身体はボロボロ、ホルモンバランスの乱れてメンタルもズタズタの妻がすべて対応するのは、想像を絶するキツさなのでは?出産後の育児に夫が関わらないと愛情が消え失せる、ことも納得の作業内容。
  • 事前に体力温存のための作戦を考えてシミュレーションしておくことの価値は大きかったと思います。これによって、妻と話すときもスムーズに意思疎通できたと思うし、作戦会議している時にわいわい楽しく話して決めていけたと思う。お互い辛くなってくるとイライラ、ギスギスしがちなので、夫婦二人で楽しい気分を作ることには全力を懸けた方がいい
    うちは妻がゲーム好きなので、ゲームする時間を確保してあげたりとか、見たいドラマがあれば動画配信サービスの会員になったりとか手配していました。ドラマは一緒に見ると共通の話題になって話弾むよ。
  • あと、出産前の準備といえばもう一つ、男性は生活を送るために必要な最低限の家事をできるようにしておきましょう。子供生まれてから妻に家事教えて、とか言ってたら遅いです。細かい作業とか聞いてられない。掃除、洗濯、料理、上の子がいれば保育園準備、上の子の寝かしつけ、などは全て出来るようにしておくこと。これは必須の準備と思います。
  • 出産後は役所の手続きとか結構あります。妻は産後一ヶ月は外に出られないのですべて夫がやるようにしましょう。
  • 正直、育業中に空いた時間で勉強しようかな、と思っていました。が、マジでそんな時間ない!子育てに全集中せい!

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育業始まって一ヶ月、今のところは育業とって本当に良かった!という感想。むしろ取らないと体力持たないよ…これまでの日本人どうやって赤ちゃんと幼子を同時に育てていたんだ…

また1ヶ月くらい経ったら、経験したこと、考えたことを更新したいと思います。