まよなかブログ

フルタイム共働き子育て世帯の夫のブログ

病気・事故事例を調べまくって最後は割り切る

先日こんなツイートをしました。

 

 

これは自分の性格ですが、こういう病気や事故事例を調べまくってしまいます。

 

実際、子供が生まれた瞬間から「はじめてママ&パパの病気とホームケア」(主婦の友社出版)を購入し、熟読しました。

この本はかなり実用的で、子供の病気はほとんどカバーできると思います。子供の症状が出た時にどの病気か調べる辞典として今も重宝しています。

 

私がこういったことを調べてしまう根本には、病気や怪我に対する恐怖があって。

自分が対象だったらまだしも、子供に対してそういうことが起こるのは心が痛みます。

ましてや、子供が苦しんでいるのに、それを見逃して苦しむ時間が伸びてしまったり、症状が重くなってしまったり、最悪の場合手遅れ、なんてことになるのを絶対に避けたいという心理があります。

 

事故も同様です。

子供の事故事例を読むと、こんなことするのか!とびっくりするとともに怖くなります。

いくつか例を書きますが、

  • 洗面台に置いてあったアロマディフューザーに手が届いてしまって飲み干してしまう
  • 洗剤のジェルボールを口に入れて唾液で包装が溶けて中毒になってしまう
  • 口におもちゃを入れることを注意したら意地になって口を開けず、そのまま誤って咽頭にはまってしまい窒息する

など、ほんといろいろあります。

書いてて怖くなってきました。

こういうことを事前に知っておいて何とか回避したい、と強く思っています。

 

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ただ、子育ての実際を知ると、気持ちが変わってきました。

 

まず、調べ続けると恐怖で心が疲れます。

何をするにしても怪我するのではないか、病気になるのではないか、と不安になります。

結果、子供に自由にさせてあげれてないなーと最近思うようになりました。

 

例えば、うちの子はまだ指しゃぶりをするのですが、外遊びして汚れた指をしゃぶります。

それが気になっていて、ちょくちょく注意したり指を加えそうになると指摘したりしてしまうのですが、これって子供のためになっているのか?と。

実際汚れた指をしゃぶっていても、それが原因でお腹を壊したことはないように思います。

むしろある程度雑菌に触れていた方が、体も強くなるのかな、と。

 

また、子供の成長には怪我も必要です。

まだまだ歩き方も上手でない我が子。それでも一生懸命歩きます。

障害物を乗り越えようとするときに案の定フラフラします。転びそうになります。後ろから支えたくなってしまいます。

でも、フラフラしたときにどうやったら転ばなくなるのか、を子供は転ぶことから学びます。そして次は上手に乗り越えてやろうとまた挑戦するのです。

こういう姿を見ていると、親が怪我を恐れて手を出してしまうことで今の怪我は回避できても、将来もっと大きい怪我をするリスクがあるのではないか、と思うようになりました。

うまく転んでなるべく小さい怪我で済ます術を身につける、ことが最も大事なんですね。いつまでも助けることはできません。自立してもらわないといけません。

 

なので、親がやるべきは直接的に手助けをすることではなく、小さな怪我で済むような環境を整えることなのです。そして子供自身で学んでもらうことが大切です。

尖ったものを床に置かない、手の届く机の上に割れるようなものを置かない、キッチンへの侵入を防ぐためにゲートを設置する、など。

子供が思う存分挑戦して、でも致命的な怪我を負わない環境作りが親に課された使命だと重ようになりました。

 

病気も同様です。

人間の免疫は病気に罹ることによって強くなっていきます。風邪は引くものという前提でいろんな場所に連れて行ったり人と遊んだりして、風邪をひいたら体温の管理や鼻水の吸い取り、栄養管理をして、重症になるサインを見逃さない、ことをすればいいのです。

親としては風邪をひかないようにすべてを遠ざけるのではなく、風邪をひいたらどうすべきか、をシミュレーションしておくことが求められているのです。

 

例えば、

  • かかりつけ医を見つけておく
  • 夜間など緊急でかかれる病院を見つけておく
  • 風邪でご飯がうまく食べれないときに使える食材を知っておく
  • 熱が高い場合に備えて解熱剤(カロナール推奨)はなるべく持っておく
  • 怪我の種類に応じて対処方法を勉強しておく

などなど。

医師の友達が言うには、子供で怖いのは熱性痙攣による後遺症と言うことなので、熱が出たら解熱剤飲むことがいいようです。

こういう情報も知っていれば、やることがすぐ分かっていいですね。

 

結局、子供を育てていて思うのは子供を完全に管理することは不可能です。

自分の子供の時を思い返すと、親からしてみればかなりヒヤヒヤすることをしていたと思います。不安定なところに登ったり、泥に突っ込んでみたり。

死と紙一重だったよなーと思うことがいくつもあります。

 

これは止められないのです。そうやって成長するんですね。小さい子供にとってはむしろ、やりたいことができない方が悪影響な気がします。

 

なので、最終的には割り切りです。

なるべく怪我をしない環境を作ってあげることは必要ですが、そこまでやって後は運です。

病気に関しては発症は防げないので、とにかく発症を見逃さず病院に連れていき、あとは神のみぞ知るの精神でいるしかないのです。

 

そう思うようになって、最近は環境を整えた上で、割と口を出さず好きなことをしている様子を見守っています。

親の精神衛生上もそちらの方がいいな、と感じています。

 

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病気を調べること、怪我になりうる原因を調べることは、非常に大切です。

また、できる範囲で予防策を講じることも大切です。

でも最終的にはすべてを防ぐことはできないので、これらの知識はコトが起こってから何をすべきか、のプロセス設計やトラブルシューティングに活用するのが最も建設的かな、と思います。

 

子供の健やかな成長をいつまでも祈りたいですね。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

「男は仕事」という呪われた免罪符

まだまだ、男は家族の大黒柱として稼ぎ家族を養わなくてはいけない、という考えを持っている人は多いです。

20,30代であっても、多かれ少なかれこの考えが、心の奥底に巣喰っているのではないでしょうか?

 

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この考えはこれまで男性が家事育児をしないための免罪符として活用されてきました。

社会もまた免罪符が効力を発揮する手助けをしてきました。女性に家事育児を押し付け時間を奪い、賃金を抑え、不当に社会進出の機会を奪ってきました。

子供という将来の労働力の育成を家庭に縛りつけた女性に押し付けることで、時間をたくさん持つ男性労働力を欲していたのです。男性も自分の時間を自由に使える(使えると思い込んでた)ため、これに乗っかりました。

この免罪符が流通していたことが前回エントリーで書いたような、意識の変革を阻害してきた大きな要因の一つだと思います。

 

それでも、女性達が長い時間をかけて声を上げ続ける事で、ようやくこの免罪符っておかしくね?と社会が気づく状況になってきました。

 

男性側もそろそろ自分達からこの免罪符を手放す時期がきていると思うのです。

「男は仕事」の考えから脱し、家事育児に積極的にコミットして夫婦で負担を分け合い、お互いの就労を助け合う。そうなるべきです。

 

そして、この流れは男性自身にも大きなメリットをもたらすものになると私は考えています。

何故か。

この免罪符は呪われているからです。

 

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「男は仕事」という言葉は免罪符であると同時に男性に呪いをかけるものでした。

 

男は一人で家族を支えなくてはならない、

どんなに苦しい仕事でも歯を食いしばって耐えなくてはならない、

決して弱みを見せてはならない、

といったプレッシャーをあらゆる場面で、あらゆる人から受け続けてきました。

 

自分の親の目、結婚相手の親の目、世間の目。

向こうは意識してようが意識してまいが、その言動がプレッシャーを与え続けてます。

そして、この役割分担から抜け出せずに苦しんでいる男性も多くいると思います。

私自身もやっぱりどこか、自分が多く稼がなければ、と焦ることがあります。

 

その考えに囚われて苦しんでいる人が多いのは自殺者の内訳にも見て取れます。

自殺者の7割が男性であり自殺の主な理由が経済・生活問題、勤務問題であることから、働けない稼げない男性は生きている価値がない、と思ってしまう人がまだまだ多いと推測されます。

 

 

男性は大なり小なり幼い頃から男らしさを求められてきました。男らしさは「強さ」であり、「強さ」の象徴として富や権力がイメージされます。

 

現代において仕事で高い給料をもらう、出世して偉くなる、ということがまさに男らしさの体現なのです。

 

なのでこの道から外れることが出来ない。自分の価値がなくなってしまうのではないか。怖いと感じる。

この呪いによって苦しみ続けています。

 

今、この呪いから解放される大きなチャンスが来ています。

それは、男性は家庭に進出し家事育児に積極的に取り組むべき、という世の中の動きです。

この男性の家庭進出、女性の社会進出を推進しようという動きは、男性が呪いの断ち切る千載一遇のチャンスなのです。

このチャンスはぜひものにしたいところ。これ以上苦しむのをやめませんか?

男性優位な社会に満足していた人とっては、「男が仕事をしながら家のことをやるなんてけしからん。男の負担が増えるだけだ。」と思うかもしれません。

でも、逆です。

男性はラクになるんです。

 

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私は夫婦共働きで子供を育てることを推奨していますが、その主な理由は経済面でのリスクヘッジです。

私が病気や怪我で働けなくなっても、妻が家族を養だけの給料をもらって働いていれば、家族は生きていけます。

逆も然りです。

家族を夫婦二本柱で支えているのです。

 

「男は仕事」という考えを捨て、自分も家庭に十分コミットする、その代わり妻にも家計にコミットしてもらう。これが出来るだけで精神的に非常に楽になります。

 

男性は自分自身を苦しめる呪いから解放されていいと思います。

解放の鍵となるのは、家事育児への参加と妻の就労支援です。ぜひ、夫婦二人三脚で一本柱から二本柱を作り上げましょう!

 

ではでは。

 

親になってまずすべきはこれまでの生活のアンラーニング

子供が生まれて二年、曲がりなりにも子育てに一生懸命取り組み、夫婦で一緒に苦労を乗り越えられるよう頑張ってきました。

その経験から伝えたい、親になった際にまずすべきこと。

それは小さい子供がいる生活は今までの自分の生活とは全く異なるものであることを理解し、今までの生活の仕方を一度全てリセットし生活をまるっきり作り替えることです。

このようなマインドを持ち、行動を変化させることが、子育ての第一歩です。

 

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行動を変化させるとは具体的には

  • 残業しないために仕事量を調整する
  • 定時近くの会議ではあらかじめ定時になったら抜けることを宣言しておく
  • 突然誘われる飲み会には参加しない
  • 自分だけが遊びにいくときは必ず妻と相談し、ワンオペの負担が減るよう準備する

などです。

私は上記に挙げた点と反対のことを、独身時代は何の考えもなくやっていました。

遅くまで会議に参加してしまったり、急な飲み会に参加したり土日は友達と遊びまわったり。自分の時間を好きに使い倒していました。

 

でも、子供がいる生活は、この独身生活の延長線上で考えることはできないのです。

全く別の生活になると理解しなくてはいけません。

 

なぜなら、妻と夫が平等に持つ1日24時間の持ち時間の中で、子供の24時間を世話しなくてはいけないから。

考えてみてください。24時間のうち、睡眠7時間、働いている間休憩時間を含めてが9時間拘束、通勤に2時間とすると残りは6時間となります。

この6時間で

  • 朝ご飯、夜ご飯準備し子供にご飯を食べさせる(合計約2時間)
  • 保育園送迎(片方30分)
  • お風呂に入れる(約30分)
  • 掃除、洗い物、洗濯といった家事(合計約1時間)
  • 寝かしつけ(日によるが30分~1時間)

をこなすと大体1日2時間くらいしか残りません。カッコ内の時間は我が家が夫婦で分担して到達することができるベストケースの時間です。ベストケースでようやく2時間確保できるのです。

しかも時間帯が重要です。子供の生活リズム的に、18時台には保育園の送りと夜ご飯準備、食事、お風呂、歯磨き、寝かしつけが行き着く間も無く続きます。

なので、この余った2時間は21時以降にしかなりません。

ここからも、18時までに仕事を終わらせることはマストであり、19時からの飲み会なんて滅多に参加できないことがよく分かりますよね。

 

土日は平日の保育園に行っている11時間がまるまるなくなるので、負担度合いは変わりません。むしろ大変になりますね。。。

 

自分が好きなように使える時間は基本的にない、という意識を持つことが最も重要だという意味がわかっていただけたでしょうか?

自分の好きなよう時間に好きなことができないという時点で、子供がいなかった時の時間の使い方とは全く別次元の時間の使い方をしなくてはいけないのです。

 

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私自身もこの考えに至るまでに、多くの悩みや葛藤を経験しました。

まだまだ現在でも、頭では理解していても精神的には疲弊することが多々あります。

自分のリズムで生活できない、自分の時間が全くないって、とんでもないストレスなんですね。

 

男性が育児に真剣に取り組むときにまず大きなハードルとなるのはこの意識変革だと思います。

そして、女性に家事育児を押し付けて文句を言われている男性の多くは、この意識変革ができていないよなーと感じています。

 

良くも悪くも、女性は妊娠出産と身体的なことから半強制的に生活を変えざるを得ません。産休、ほとんどの人はそのまま育休に入り生活を子供中心としたものに変更することになります。

男性はこれまで、身体や社会の構造的にそのすべてを無視してこれまで通りの生活を続けることが可能なのだったのです。

そのため、多くの男性がこれまでは意識変革の必要性を直視してこなかったのではないか、と思います。

 

でも時代は変わりました。

昭和では専業主婦として女性の時間を奪い、平成では共働き世帯増加しつつも家事育児の女性への負担が押しつけが横行していました。

令和に入り、ようやくこの意識が変わってきたのかな、と思います。男性育休の取得率が少しずつですが上がってきているのはその象徴かなと思います。

男性が育児に参加するよう制度も整えられてきました。また、世代が変わって、家事育児に男性が関わるのは当然でしょ、と思う人が増えたことも大きいと思います。

この流れが持続して、さらなる男性の家庭進出のためには、制度の拡充とともにこの意識変革の重要性がもっと強調されてほしいです。

 

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自分が共感できる記事があったので紹介させてもらいます。

漫画ブロガーのムーチョさんの記事です。

非常に分かりやすい記述内容になっているのでぜひこちらもご覧ください。

katarue.com

 

子育てって大変ですよね。

特に自分の時間がなくなるって、本当にストレスがかかります。

でも意識を変えて、現状を受け入れた上で、じゃあどうすればこの生活を楽しめるか、と考えを変えていけるように頑張りたいですね。僕もまだまだしんどいですが、前向きに生活を楽しめるようにしていきたいと思います。

 

ではでは

 

家事を決断要否でシンプルに分類してみよう

共働き世帯にとって家事*1の分担は必須です。

 

我が家は負担は半々をモットーにしています。どちらかというと体力のある私がやったほうが家庭トータル体力*2で見て得している、と思っていますし、隙間家事は積極的にやっています。

 

でも悲しいかな、まだまだ女性に家事の負担が偏っているのも現実。これに関しては男性側が意識を変えるべきで四の五の言わず夫婦で家事をしなさい、という気持ちです。正直なんで自分の家の家事をやらない人がいるのか不思議です。

 

家庭の運営は一生続く壮大なプロジェクトだと私は思っています。夫婦はそのプロジェクトの共同責任者です*3。ポイントは共同なのです。お互いにプロジェクトの成功に責任を持つことが必須。プロジェクトの成功とは家族の幸せを実現することだと思います。

 

家事をうまく処理していくことは家庭運営プロジェクトを成功させるための重要な要素です。ここに携わらないのは責任の放棄に当たります。今現在、家事にあまり関われていないなと感じる男性の方には、ぜひ責任者の座に戻ってきてプロジェクト成功に向けて夫婦で協力する体制を作り上げてもらいたいと思います。

 

プロジェクトの成功には共同責任者である夫婦の綿密なコミニュケーションが必要不可欠です。家事の負担が偏っていてもそれを解消できないのは、コミュニケーションがうまくいっていない部分もあるかと思います。

コミュニケーションの取り方も練習が必要です。お互いの会話のリズムとか、人間性そのものを理解していくことが大事だと思います。夫婦だって他人です。相手のことをすべて理解することは出来ません。それでも、相手と向き合って少しずつ理解していく、という過程を辿ることが家庭運営プロジェクトを成功させる秘訣です。

そのような人に焦点を当てたコミュニケーションの取り方を改善しながらも、家庭に潜む問題を解決するためには話し合い・議論が必要です。議論の際には、内容によっては何かしらフレームワーク的なものがあると論点をはっきりさせることができるかもしれません。

 

家事の負担不平等解消に向けた議論というのは、夫婦間のコミュニケーションの質を向上させるいい題材になるかと思います。

今回は、議論する際に役立つかもしれない一つのフレームワークを提供したいな、と思って記事を書いています。議論のきっかけになれば幸いです。

 

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家事の分担に関する議論を行うためには、まずどんな家事があるのか、を把握し夫婦で認識を合わせておかなくてはいけません。

認識合わせに有用な手段としてリスト作成をお勧めします。

リストにすることで家事の内容を可視化でき、どのように分担すべきか、そもそも家事にかかる時間を減らせるよう改善できないか、という議論に進みやすくなります。

 

ただ、やはりこの家事担当の振り分けが揉めるポイントです。お互いに、自分の方が多くやっているのではないか、自分の方が負担重いんじゃないか、と思いがちです。

なので、家事個別の負担をもう少し可視化するといいです。家事負担の重みつけ、です。

重みつけののためにシンプルに一つの基準に従って家事を二つに分類してみましょう。

その基準は「その家事は決断を要するか」です。

シンプルにすることで打ち手を考えやすくなります。

 

なぜ決断要否を基準とするか。

 

決断するためには、多くの情報を仕入れ、いくつかの観点で比較検討し、最終的に一つを選ばないといけません。いくつもの工程が入るんですね。家事で一括りにされがちですが、決断が必要な家事と、それ以外は作業として分けることができます。

 

例えば、料理。

料理は「何を作るか」と決断するパートと「調理する」パートに分けられます。

何を作るかを決めるためには、レシピを調べ、冷蔵庫にどんな食材が入っているか情報を集め、情報をもとにレシピを比較検討して、決定するという作業が必要になります。

何を作るか決まってしまえば実際の調理は作業となります。決められた分量の材料を入れ、煮たり焼いたり。そこで悩むことはあまりありません。

 

つまり、

難易度が高い家事・・・決断が必要な作業

難易度が低い家事・・・決断が不要な作業。手を動かせば終わる作業。

に分けていくのです。これくらいざっくりの方が議論の入りとしてはいいと思います。

 

まず家事を分類し、家事の負担感についても夫婦間で認識を合わせておきましょう。

負担感も夫婦によって意見が異なると思います。妻にとっては簡単だと思うものが夫にとっては難しかったり、逆に夫にはなんでもないことでも妻の負担になっていたり。

こういった夫婦間で認識が違うことを確認することも重要な目的です。お互いが感じていることを素直に話せるようになってくると、議論の成功の確率はグッと高まります。

家事分類の基準をきっかけとして、家事の難易度についても夫婦独自の指標を作ってみることもいいかもしれません。

自分達で作り上げた指標であれば納得感ありますよね。これも作り上げる過程に大きな価値があります。

 

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具体的な家事割り振りに向けた流れを説明しておきます。

 

まず、難易度の高い低いで家事を分けてリスト化します。

 

リスト化後、難易度の低い作業の時間短縮に向けたテコ入れ方法を考えます。

テコ入れの方向性としては

  1. 作業するインターバルを長くする(例、掃除頻度の減少)
  2. 作業そのものをなくしてしまう(例、使い捨て便利グッズの導入)
  3. 作業を時短家電で代替する(例、食器洗い乾燥機の導入)

かと思います。

特に3は効果が大きい。今は本当に便利な家電がたくさんあります。もともと多くの時間が取られる家事を自動化できるので短縮効果がはっきり出ます。うちはドラム式洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機、ホットクックを導入しています。これらがないと生活は破綻しているでしょう。

ただ、これらの家電はそれなりに値が張ります。パートナーから文句出るかもしれません。そんな時こそ、リストの出番です。どれだけの家事があるのか、それを短縮することで生み出される価値がどれだけあるのか、をリストをもとに説明しましょう。家電への投資分なんてすぐ回収できます。時間を生み出すってそれだけ大事です。

 

次に手をつけるのは、決断が必要な難易度の高い家事への対応です。

こちらはどうすればいいでしょうか。

結論として、決断が必要な家事には時間をかけましょう。作業というルーティンの時間をなるべく減らし、捻出した時間を元手に考える時間を増やした方がいい。

というのも決断をする、何かを決めるということは、その後の生活の方向性を決めることになり、生活の質に直結します。なので、なるべく納得いくまで時間をかけて決断した方がいい。

 

例えば、また料理の例で恐縮ですが、料理の「何を作るか」の部分について、一回ちゃんと時間かけて1週間分のレシピを構築してしまえば、それに従って料理するだけになります。

1週間の献立という価値の高いアウトプットを出せます。

しかも、必要な食材も明らかになるので、買い出し材料を都度考える、という行為からも解放されます。

さらにさらに、材料が決まっていれば自分で買い出しに行かなくても、生協などの配達を利用すればさらに時間を節約できます。

「何を作るか」の部分に時間をかけてアウトプットを出すことで作業に落とし込める。そうすると、ますます家事にかかる時間を短縮することができる。得られた時間を使って別のことを考えることができる。

 

いいスパイラルに入りますよね。

たくさん時間を使ったとしても、得られる効果が大きいと思いませんか?

 

ここまでできると夫婦間でかなり認識が一致してきたと思います。

そして、夫婦の家事分担も負担が平等になるように、納得感ある分担ができそうな気がしませんか。

リストに従って一気に担当者を決めてしまいましょう。

 

あとは実行あるのみです。日常生活を頑張りましょう。

実行してみたらうまく行かないこともたくさんあると思います。その時はまた議論する時間をとって、修正していけばいいのです。

 

我が家も1週間に一回くらいは、何か負担になっているものがないか、お互いに聞いて修正をかけています。せっかく夫婦二人で機動性も高く行動できるので、対話を増やして心地よい家庭運営を目指しましょう!

 

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最後に、この考え方は家事以外にも応用できます。

決断が必要なことって、家事以外にもたくさんある。

育児関係は決断の連続だし、長期視点でのライフプランの構築にも多数の決断が必要です。

どこに住むのか、習い事は何するのか、受験するのか、転職したいのか、保険は何に入るのか、車買うのか、家買うのか、資産管理どうするか、等等。

ちょっと考えるだけでもこれだけ出てくる。本当に多くありますね。

 

そしてこれらは家庭運営プロジェクトの中でもトップクラスに重要な案件です。

コミュニケーションなくして成功はあり得ないでしょう。

ぜひ家事という日常に求められることを題材としてコミュニケーションを練習し、育児やライフプラン、資産形成へと議論を広げていってください。

 

改めて言いますが、夫婦は家庭というプロジェクトを共同で運営している共同責任者です。プロジェクトを成功させるために協力し合いましょう。そのような夫婦が増えれば嬉しいです。

 

ではでは。

 

*1:実際は育児もだけど記事のテーマ的にここでは割愛します。当然育児も分担必須だよ。

*2:家庭トータル体力=夫の体力+妻の体力。今作った式。家庭トータル体力の残量と家庭の平和には相関が見られるとか見られないとか

*3:ドラマ「逃げ恥」の台詞「夫婦は共同経営責任者」からアイデアもらっています。面白いドラマだったよね。

育児休業備忘録(2ヶ月経過)

下の子が産まれて二ヶ月が経ちました。

早いような長いような。でも、ようやく二ヶ月かーという感覚なので、長く感じているかもしれません。以下、印象に残ったことを見出しにして書き出していきます

 

過去エントリーはこちら

 

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目次

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現状

睡眠不足

この8月下旬から9月下旬にかけて、睡眠不足により疲労困憊です

相変わらず、夜中は2回起きるので寝不足です。とにかく寝不足がきつい。二ヶ月になっても3時間間隔の授乳は変わらず。前よりは夜に長く寝るようになりましたが、21時くらいに寝て、朝2~3時くらいに起きる→朝5~6時くらいに起きる、のため大人が通常とる睡眠時間の0~7時から時間が微妙にずれていて辛いです。

新生児期を過ぎれば夜中ぐっすり寝るようになるだろう、と勝手に思い込んでいましたが全くそんなことはなかったですね。一人目の時は里帰り出産で2ヶ月目から一緒に暮らし始めたので、ここの知見が自分の中になかったです。いやーきつい。はやく夜ぐっすり寝るようになれ〜

そんなこと言ってますが、夜中全く起こされないと逆に不安でたまに呼吸してるのかを確認しに行ってしまいますが笑

上の子の対応

0歳児の寝床は1階にしており大人が一人つく形で1階で寝ており、もう一人の大人と2歳の上の子は2階で寝ていました。なのですが、9月頭から上の子がパパとママと一緒に3人で寝たい、とぐずり始めまして。寂しかったんでしょうね。さすがにそれを断るのはかわいそうなので、家族4人で1階で寝るようにしました。ただ、そうすると下の子の授乳時に夫婦共に起きるので、8月みたいに夜の赤ちゃん対応を順番にすることでお互いの睡眠不足を解消する、という手段が取れなくなってしまいました。これが、睡眠不足を助長しているところあります。

うちでは赤ちゃん返りを防止するために、なるべく上の子を優先して相手をしよう、我慢させることないようにしよう、ということを夫婦間で取り決めていました。なので、みんなで一緒に寝るといった実現可能なことは叶えてあげたいので、当分寝不足は続きそうです。

ただ、寝不足で身体的にはキツイですが、みんなが1階にいると夜中のオムツ替え、授乳していても精神的には楽だ、という妻の意見もあるので、結構メリットもあるな、と感じています。

体力が保つ限りは続けてあげたい。。。

あと、季節の変わり目で上の子がちょくちょく風邪をひくようになりました。体力ついてきて去年みたいに40度の熱が4日続く、ということもなく発熱は1日でひくようになりましたが、保育園には通えないのでお家で一緒に遊んでいます。こういった発熱対応も夫婦で行く行とっていると全く問題なく行えるので良いですね。

0歳児の成長を感じる

さて、この期間で生後1ヶ月から2ヶ月になったわけですが、やっぱり成長を感じます。

まず目が合うようになりました。こちらの顔を認識してくれているのかな。

また音が出る方を向くようになりました。メリーに興味を示してくれて、一人で遊んでいる時間ができました。これによって家事がかなりスムーズに進むようになってきました。

少しずつ笑うようになってきました。おむつ変えた後に微笑んだり、ほっぺたを突くと口角が上がったりします。可愛い。

体重も増えました。気づいたらすぐ100gとか増えています。体がどっしりとしてきて抱っこの時に安心感が出てきた一方で、沐浴とか大変になってきました。5kgのお米を買うと、これはあかちゃんと同じ重さか、と思うようになりました。うっかり腰を痛めないように気をつけよう。腰痛めたら役に立たない巨大な置物に成り果ててしまうからな。。

便秘になりました。お腹の成長に伴って便秘になりやすいようです。ヒヤヒヤしながら綿棒浣腸しています。たまに暴発します。たくさん出るとすっきりした顔をするので、こちらも満足です。

息抜き

授乳リズムが整ってきて日中は時間が取れるようになってきたので、夫婦で運動不足解消を兼ねてリングフィットアドベンチャーを始めました。妻の運動を励ましているのが楽しいです。

あと、図書館で本を借りて読み始めました。妻もこれはいい気晴らしになっているようです。自分も久しぶりに小説を読んだりしています。最近はビジネス書ばっかり読んでいましたが、小説が作り出す物語を体験することってやっぱり楽しいな、と小説の良さを再認識しているところです。子供のおすすめしたい本リストも作りたいな。

教訓・今後の計画

これからやることも兼ねて。

  • 二ヶ月になっても夜間授乳は相変わらず。母乳であれば妻はかなり疲弊しているはず。体力のケアと同時に精神のケアも気にかけましょう。相手の性格にもよりますが。表面上は平気そうに見えても、結構精神的にきているようです(うちの妻談)。やはりホルモンバランスが崩れるのは厳しそう。
    やりたいことを積極的に言ってくれるのであればそれを支援すればいいでしょう。休みを取らないタイプでもなんとか休みを提案してみて欲しいです。
  • 育児休業の取得は上に小さな子供がいるときに特に真価を発揮するかもしれません。うちでは2歳児に我慢させることは極力無くしています。これは大人が二人いるから可能なこと。一人ではどうしても0歳児に手を取られて2歳児を放置気味になりますから。
    2歳児に寂しさを我慢させていないからか、0歳児にとても優しいです。かなり可愛がってくれます(もちろん、本人の性格のおかげかもしれません)。因果関係は不明ですが、赤ちゃん返りしていないことは事実なので、そこだけでも大きな価値があるかと思います。
  • リングフィットアドベンチャーは息抜き、体力作りに良い笑
  • 1週間の献立を作り上げようとしています。1日一汁一菜を基本として、惣菜は外部調達。こう言ったことをじっくり夫婦で話しながら決めて、実践していける生活の余裕があるのは精神的にプラスと思います。

来月は料理のことも話せるといいですね。

ではではまた一ヶ月後よろしくお願いします。